9月、短歌の目
1.一錠
一錠でたまに見えるよ幻覚もウォッカで飲めば良いことづくし
2.おい
おいそこの寿司食べながら眠ってるお嬢さんがたコーヒーあげる
3.ウーパールーパー
モズやるな、ウーパールーパーまで早贄に珍味そうだし横取りしたい
4.マッチ
ラブホのさ、マッチはなんかシケてない?あんたのカバンにいっぱいあるやつ
5.葉
葉たばこをむりやり詰めた紙巻きが吸ってる途中に弾けとんだよ
6.月
良いじゃない白い月より赤い月、なんか血行良さそうじゃんか
7.転
転んでさ丁度そこにさフカフカの枕があればそのまま寝るね
8.舌
昨日はさカサブランカで寝坊してお茶かっこんで舌やけどした
9.飽き
物好きはメジャーになると飽きが来て、ネット時代の淡白さかな
10.【枕詞】うつせみの
うつせみのゲーム感覚みたいなの楽しいんだか侘しいんだか
はてな題詠「短歌の目」さんの企画に参加させていただきます。7月の企画に一度チャレンジしたのですが間に合わなくて。今回はギリギリ間に合ったかしら、どうでしょう。漫画ばっかり読んでいるせいか見返してみると殆ど口語調になってますね、意図したわけではないです
夕立
中京区は御池のあたり、市役所から少し西、夏の午後5時50分。
サーという音とともに雨が降り始めた。はじめは小雨、しだいに豪雨、そしてカミナリがゴロゴロ。若い女性の集団がきゃあきゃあ言いながら銀行のエントランスやビルの合間の駐輪場、天から死角になっている場所へと走る。背広姿の男たちは何やら笑いながらコンビニの隣にあるやよい軒の軒下へ。大通りでは土の匂い。鳩に加えて渡り鳥のいる季節だからなおさら並木の下にフンが貯まって炎天下で乾燥、無臭になっていたそれが雨を吸って再び臭いはじめる。
やがてコンビニの店員さんが傘を出して売り始めると、腕やカバンで頭を隠す数人がそちらへ向かう。外にあるもの殆どすべてが濡れてびしゃびしゃ。低空飛行するつばめが低木にぶつかってよろける。バスから降ろされた修学旅行生が大声で呼ばれて集合場所へと駆けて行く。遠くの方ではサイレンが聞こえる。
ひととおり一帯を騒がせた後、傘を買った1人がコンビニから出てきたところで夕立は止んで隣の街へ。日暮れの雨は世間に明るさを戻さずにそのまま蒸し暑い熱帯夜をもたらした。
のべらっくすさんの企画に参加させてもらいます。短いのでこちらのブログに。毎年のことですけど奈良とか大阪に比べて京都ほんま蒸し暑いです。
追記(2015/07/23)
id:masarin-m なんていうんだろう。語り口がいいです。描写では、フンのところがいいですね。再び匂ってくるという嗅覚に訴えるところは、こういうのも使えるなと思いました。今後是非マネさせてください。2015/07/16
ちょっと汚いのも良いかなと思いまして、ははは
はてなプロフィール画像差し替え。夏っぽく
気だるいですね
先週辺りから時間を見つけて漫画を描いています。大学時代は漫画研究会にいたので、それなりに漫画(を描く作業)とは長い付き合いなのですが、いざ描くとなると毎度なかなか難しいです。作業途中や副産物をFacebookのポストとかtumblrに貼りました
「ハープーンガンをさ、おしりから打ち込まれて死ぬのと、ゲロの溜池に沈められて死ぬのと、どっちがいい?」
「どっちも嫌よ」
「選びなさいよ」
「ゲロかな」